内科、消化・循環器科の医療法人優和会 関根医院

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認知症外来

日本では認証症患者さんはおおよそ800万人いると推測されています。

最近、認知症を心配されて受信する患者さんが増えています。
認知症には「脳血管障害型認知症」と「アルツハイマー型認知症」の2種類があり「脳血管障害型認知症」は、脳梗塞(脳の血管が詰まる)や脳出血(脳の血管が破れる)などによって、脳の組織が破壊されて起こります。一方、「アルツハイマー型認知症」は原因が不明ですが、脳の神経細胞が急激に減って、脳が病的に萎縮して起こります。

1、治る認知症もある〜早期診断・早期治療〜

ひとくちで認知症といっても、その原因はいろいろです。
脳卒中後に発症するもの、神経細胞の数が減少していく病気によるもの、頭部外傷後に血がたまる硬膜下血腫、そして頭の中に脳脊髄液という水が大量にたまって起きる水頭症などがあります。

身体の病気ではホルモン異常、重症の肝臓病や腎臓病、ビタミン欠乏症、感染症などによるものがあり、さらには、薬によって認知症の症状が現れることもあります。

これらの中でホルモンの異常、肝臓や腎臓の病気、ビタミン欠乏症、感染症などの身体疾患によるものは、もとの疾患を適切に治療することで、認知症の症状が軽くなる可能性が大きく治る認知症といえます。

治る認知症と、現段階では治らない認知症。治る認知症も、早期発見、早期治療が大切です。

2、治らない認知症でも症状を軽くできる〜中核症状と随伴症状〜

治らない認知症の症状には、記憶障害や認知障害(コミュニケーション障害)を中心とした中核症状と、さまざまの精神症状からくる随伴症状があります。
中核症状とは、たった今したことを忘れてしまったり自分が今どこにいるのかわからず、道に迷うといった認知症の中心的な症状です。随伴症状とは、このような認知症の中核症状を持ったお年寄りが周りの方々とのお付き合いや人間関係の中で苦しんだり、悩んだり、時には起こったりする、感情的なもつれが背景となって起こる問題行動を指します。

両者のうち、中核症状に対しては症状の進行を抑制する薬剤と、リハビリテーションなどを行います。随伴症状は治療薬によってある程度症状を軽くすることができます。

認証には中核症状と随伴症状があります。中核症状は薬で抑制できますし、随伴症状は治療が可能です。

3、家族の対応によって症状は良くも悪くもなる〜穏やかな気持ちでお年寄りと接する〜

認知症の治療は薬物治療だけで成り立っているわけではありません。
認知症の患者さんの治療には、薬物療法とともに、リハビリテーションセンター、デイケア、デイサービスといった公共のサービスを利用して、残っている身体的・精神的な機能をなるべく長く維持するといったことも必要で、ご家族や介護者がどのように認知症の患者さんと接するかということも非常に重要になってきます。

また、認知症の症状の出方には特徴があり他人には対面を保って、よそ行きの顔を見せるのですが、より身近なご家族に対して症状が出やすい傾向があります。
自分を守る本能は残っていて、感情的なしこりは強く残ります。特に注意する必要があるのは、認知症のお年寄りは、物忘れは激しいのに自分の心に残った感情的なしこりは強く残るということです。
認知症のお年寄りが作っている世界を理解し大切にしてください。


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