アレルゲン免疫療法
（減感作療法）
Allergen immunotherapy
Allergen immunotherapy
スギ花粉症は、春先にスギの花粉が飛散することで引き起こされるアレルギー疾患です。
くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、のどの痛み、頭痛、皮膚のかゆみなど、多岐にわたる不快な症状を引き起こし、日常生活の質を下げます。減感作療法は、このような症状を和らげるために効果的な治療法の1つです。
枚方周辺でも年々症状がひどくなっている方が多くいらっしゃいます。
つらい症状に悩まされている方々にシダキュアでの治療をお勧めしています。
アレルゲン免疫療法（以下、減感作療法）は、アレルゲンに対する免疫系の過剰な反応を和らげるために行われる治療法です。具体的には、少量のアレルゲンを体内に投与することで、免疫系の過剰な反応を抑制し、症状を緩和させる効果が期待されます。スギ花粉症の場合、スギの花粉を少しずつ体内に投与していくことで、徐々に免疫系を慣らし、アレルギー反応を軽減させることができます。
つらい症状を軽減し、発生頻度や程度を減少させることが期待できます。
スギ花粉症が完治することは難しく、治療の効果は個人によって異なりますが、適切な期間と方法で使用することにより、多くの場合、症状が非常に軽減できます。
また、治療終了後も長期間にわたりその効果が持続すると期待できます。
アレルゲン免疫療法.jpより
つらい症状が和らぐことで生活の質の向上に非常に役立ちます
大きく皮下注射療法と舌下療法に分けられます。
当院では簡便で安全な舌下療法を採用しています。
開始時期はスギ花粉が飛散していない時期から開始します。
関西地区では例年、夏〜秋頃から開始します。
スギの花粉を含む錠剤を舌の下に置き、数分間保持します。
初回は診察室で使用いただき、副作用などを慎重に観察します。
安全性が確認できれば翌日以降はご自宅で１日１回使用いただきます。
アレルゲン免疫療法.jpより
通常、投与開始後1週間は、シダキュア スギ花粉舌下錠2,000JAUを1日1回1錠
投与2週目以降は、シダキュア スギ花粉舌下錠5,000JAUを1日1回1錠
舌下にて1分間保持した後、飲み込み、その後5分間は、うがいや飲食を控えていただきます。
その他の注意事項などは当院受診時に冊子をお渡し、医師と一緒に確認いただきます。
アレルゲン免疫療法.jpより
減感作療法は、スギ花粉症の症状を和らげるための有効な治療法の1つです。
定期的な治療を行うことで、免疫系の反応を抑制し、症状を軽減させることができます。
ただし、治療の効果は個人によって異なるため、治療方法やスケジュールは医師と相談することが重要です。