睡眠時無呼吸症候群(SAS)

Sleep Apnea Syndrome

睡眠時無呼吸症候群(SAS)|枚方市の内科・消化器内科・循環器内科 - 医療法人優和会 関根医院

睡眠時無呼吸症候群
(SAS)

Sleep Apnea Syndrome

いびき・眠気・疲労感などの原因、睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれません。
SASは、睡眠中に呼吸が停止または低下する状態が繰り返される疾患で、体内に十分な酸素が行き渡らず健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
毎日の眠りに満足していますか?
睡眠中の無呼吸が健康リスクを引き起こす前に、適切な診断と治療で生活の質を向上させることが可能です。

こんな症状に心当たりはありませんか?

以下の項目に1つでも該当する方は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。
この病気は年齢とともに有病率が上昇し、30~40歳で男性10%程度、女性5%弱、50歳代で男性10~20%程度、女性10%弱、70歳以上では、男性20%以上、女性10%以上存在しているとされています。

  • いびきが大きいと言われる
  • 睡眠中に呼吸が止まっていると言われる
  • 十分な睡眠時間を確保しているにもかかわらず、日中に強い眠気で集中力が続かない
  • 睡眠時間が十分なのに疲れが取れない
  • 夜中に何度も目が覚める(睡眠の分断)
  • 夜間にトイレに行く回数が多い(頻回の夜間尿)
  • 起床時に頭痛がある
  • 日常生活での記憶力や集中力の低下を感じる

SASのリスク

SASを放置すると、様々なリスクが高まることが知られています。

  • 高血圧や糖尿病などの生活習慣病
  • 日中の眠気による交通事故率の増加
  • 日中の眠気による作業効率の低下
  • 慢性的な疲労感やストレス

診断・治療

以下のように診断や治療を行っています。

診察

症状について詳しくお伺いし、睡眠時無呼吸症候群以外の疾患の可能性について検討します。必要であれば、血液検査や心電図検査など行います。

簡易ポリソムノグラフィー(PSG)検査

自宅で行える検査機器を使用し、睡眠中の呼吸状態や酸素飽和度を測定します。
検査結果に基づき、最適な治療プランを提案します。必要に応じて、連携医療機関で精密な睡眠検査を実施します。

治療

マウスピース療法(スリープスプリント)

軽症~中等症の患者様向けのシンプルな治療法です。
手軽に使え、旅行や出張にも便利です。歯科口腔外科で作成いただきます。

CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)

専用の機器を用いて気道を常に開いた状態に保ち、スムーズな呼吸をサポートします。中等症~重症の患者様に効果的です。高血圧症や心筋梗塞などのリスクを抑制するには、少なくとも一夜あたり4時間以上のCPAP治療を行うことが推奨されています。

生活習慣の改善アドバイス

CPAP治療開始後は、毎月のレポートを参考にCPAPの効果(睡眠時無呼吸が改善度合い)を確認します。また、体重管理や睡眠環境の見直しをサポートし、肥満や生活習慣病の予防と治療効果の向上を目指します。

治療のメリット

適切な治療により、以下の効果が期待できます。

  • 睡眠の質の向上
  • 日中の眠気や疲労感の軽減
  • 生活習慣病のリスク低減
  • 集中力や記憶力の改善
  • 高血圧症で治療中の場合、降圧剤(ARB)の1/4〜1/2の降圧効果増強

早期発見と治療の重要性

早期の治療を始めることで、健康リスクを下げるだけでなく、生活の質の改善効果が期待できます。いびきや眠気が少しでも気になる方、会社から検査するように指示された方など、まずは当院にご相談ください。

SAS治療はあなたの未来への第一歩です。
あなたの睡眠と健康を守るため、当院がお手伝いします。